ワインの説明

＜インポーター資料より転載＞

ヴィナイオータの農業の特徴は「無農薬無肥料」です。野菜や米の栽培には必ずしも人間が肥料を与える必要はないという考え方の農業です。詳しい説明は省きますが、人為的な栄養を与えないため、自然そのものの力強さを作物から感じることができます。もちろん、無肥料でも作物ができるようにいろいろな環境整備をやらなければ、皆さんが無肥料と聞いて想像するような痩せこけて味の悪い作物ができてしまうこともあります。そもそも収穫自体ができない場合もあります。

育ちが悪くても肥料を撒くこともしませんし、虫にはっぱを食べられてしまっても病気になってしまっても農薬（自然由来であっても）を使うことはありません。短期的にはそのような行為は効果があるのでしょうが、目先の効果を期待して田畑にそのような異物を入れてしまうと土壌の調和が崩れてしまって長期的には結果として悪い状況になってしまうと考えています。

環境を整えることしかできないので、種を撒く時点で、ある程度の結果は決まっています。それまでにどれだけの準備ができているか？が勝負です。ただ、一度環境が整ってしまえばそれを維持していくことで、肥料も農薬も必要せず、素晴らしく美味しい食べ物の生産が永続的に可能になります。私の師匠の畑では40年間一度も畑に肥料を撒いていませんが、見た目もピッカピカで素晴らしく美味しい大根や人参が毎年できています。そんな作物をいつか育ててみたいなと思っています。

そんな農業ですので、少しずつしか面積も、収穫量も増やしていくことができません。3年目にしてやっと、皆様にもご案内できる量になってきました。今後も牛のようなあゆみですが、長い目でお付き合いをいただければと思います。

＜ヴィナイオータ米 チヨニシキ 白米 2kg＞
※無農薬栽培ということもありまして、カメムシの食害による斑点米を完全に防ぐことが難しいこと。また、小麦栽培と農機を共用していることもあり、ロットによっては少量ですが斑点米や小麦の混入が見られる場合があります。※

社員総出で早朝から草取りをしました。この栽培になってから2年目の田んぼとなります。

無農薬と言いましても、JAS有機認証を取っているわけではありません（認証を取っても無農薬と表記したら本来は違法です）し、JAS有機で規定されているような一般栽培田との間に1ｍ以上の緩衝地帯を設けているわけではありません。一般栽培である隣の田んぼは畦一つで区切られているだけです。農薬がかかっていない。という保証はありません。自分たちが栽培する田んぼ、畑では栽培を始めてからの期間、一度も、除草や害虫駆除のために農薬を散布していません。という意味での無農薬栽培ということになります。

チヨニシキは筑波山の伏流水を井戸からくみ上げた水で栽培しました。どちらの品種も無肥料らしくすっきりとした味わいです。炊き立てもいいのですが、お櫃で落ち着かせたご飯は旨みと甘味がギュッと凝縮されて絶品です。冷めても美味しいと評判です。

チヨニシキの特徴は、コシヒカリよりも大粒であっさりとした食味でどんな料理にも合いやすいと言われています。