ワインの説明

＜インポーター資料より転載＞

初代フレモンはフランス革命前に80hlの土地を買 い、シードル、カルヴァドスは1765年から作り始めて いる。 5代目のジュリアン・フレモンに受け継がれて からは土地の面積を45haに落とし、一貫して初代の 伝統的なシードル作りを継承している。

＜フォール マネル シードル デュ フォール マネル シレックス 2020 シードル＞
2020 年は隔年結果の裏年に当たりリンゴが不作だったため、シレックス土壌のほぼ全てのリンゴをかき集めて シードルに仕上げた。ジュリアン曰く、この年は収量が少なく、品質的にはひとつひとつのリンゴが凝縮しそれ ぞれ品種の特徴が良く出た当たり年とのこと。彼曰く、ベースとなるリンゴは甘みの強いサンマルタンだが、酸 味の強いランボーと苦みの強いノエルデシャン、そしてシレックス土壌と相性の良いジョリルージュ、ムーラン ナヴァンが複雑な味わいとタイトなストラクチュールを導き、脇役とは思えない個性を最大限に発揮していると のこと。味わい的には、ほんのり甘さのある中辛口だが、ひとつひとつのリンゴが詰まっているだけあり芳香豊 かで、時折火打石のようなシレックス特有のこもった香りもあり、泡は繊細ですぐに弾けて消えるが、泡を補足 するに十分な酸とタンニンが重厚なボディにキレと奥行きを与える！今飲んでシードルらしい果実味を楽しむの も良し！でも、ジュリアン曰く、このシレックスは熟成に耐えるポテンシャルがあるので、さらに 5 年寝かせて 甘さがこなれてからテロワールの複雑味を楽しむのも乙なものとのことだ！

アプリコットやリンゴのコンポートような 香りに、キンカン、金木犀のような芳し い香りが重なる。泡立ちは繊細かつク リスピーでまったりとしたエキスにほの かな甘みと旨味が詰まっていて、線の 細い強かな酸と紅茶のようなタンニン が余韻を優しく引き締める！