価格:2,178円(本体 1,980円)
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<インポーター資料より転載>
エステザルグ協同組合は、ローヌ河南部の街アヴィニョンの南西側に位置しており、加入者が10名たらずというフランス最小規模の協同組合です。協同組合といえば、多収量・低価格のブドウを生産者から買い入れて価格の安いバルクワインを造るというのが一般的ですが、エステザルグ協同組合ではそれぞれの生産者が品質にこだわったワインを造り、自らの名前をエチケットに記してリリースしています。「協同組合」としての大きなメリットは、農機具や新しい醸造設備を共同で購入したり、醸造アドバイスを受けるシステムが構築しやすいなど、品質向上に向けた資金面でお互い協力し合える点といえます。
栽培に関しては、各生産者の畑は可能な限り有機栽培で管理されており、化学肥料や除草剤は使用しません。その他農薬に関しても必要最小限な場合に限り散布する「リュット レゾネ」の手法を導入しています(ヴィンテージによってもしくは、生産者によっては全く使用していない場合もあります)。この地域では、複雑な地層や多様なブドウ品種によってコクとボリューム感に富んだワインが造られており、エステザルグ協同組合では、それぞれの畑の個性をワインに反映させるために原則的に区画間のブレンドを行わずにワインを生産しています。
醸造においては、各生産者のもとで選果されたブドウを醸造所に持ち込み、コンクリートに埋め込まれた巨大なステンレスタンクにて発酵させます。酵母はブドウの実に付着する自然酵母のみで、醸造中は亜硫酸(酸化防止剤)を一切添加しません。その後、熟成もタンクにて行い、極少量の亜硫酸(酸化防止剤)を添加してボトリングされます。この規模の生産量を手がける造り手で、醸造中に亜硫酸(酸化防止剤)を一切添加しないというのは異例中の異例と言えます。
このようにエステザルグ協同組合では、いわゆる「協同組合」のがぶ飲み用ワインとは一線を画した品質主義のワインを生産しています。この協同組合をここまで高品質なワインを造る生産者に育て上げたのは、現在、南フランスのルーション地方で自らワイン造りを行うフラール ルージュのジャン=フランソワ ニックです。彼はこの協同組合を指揮し、多量のワインを高品質に、自然な造りで生み出していました。彼が独立した後もそのコンセプトを引き継ぎ、各生産者達がそれぞれに素晴らしいワインを造り上げているのです。
<エステザルグ レ ゼール コート デュ ローヌ ヴィラージュ ブラン 2021 白>
エステザルグ協同組合の醸造所に隣接する「レ ゼール」と名付けられた区画から生み出されるワインです。主な区画は2区画あり、1つはなだらかな丘陵地でもう1つは南向き斜面の上部という好立地です。平均樹齢40年のブドウを糖分と酸が最もバランスのとれた時点で主に手摘みで収穫(一部は機械摘み)し、酸化を防ぐために一度冷却をしてから圧搾し、自然酵母で低温発酵を行います。亜硫酸(酸化防止剤)の添加は瓶詰め時に極少量のみ。
味わいとしては、レ グランド ヴィーニュと比較してボリュームが控えめで、果実のしなやかさや自然なふくらみが印象的です。余韻に残る酸の質が上品で、爽快感を与えるクリーンな味わいです。より品の良い美味しさが楽しめます。
ワイン名: | エステザルグ レ ゼール コート デュ ローヌ ヴィラージュ ブラン 2021 |
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造り手: | エステザルグ協同組合 |
ヴィンテージ: | 2021年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 白辛口 |
産地: | フランス/ローヌ |
品種: | グルナッシュ ブラン 70%、クレレット 10%、ブールブーラン 10%、ヴィオニエ 10% |
特徴: | 有機栽培、リュットレゾネ |
輸入元: | 野村ユニソン |