ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

濃い不透明な紫色。
カシス、ブルーベリー、ラズベリー、ジャム、カカオ、赤い花、バラ、スパイス、獣などの良く熟した果実の香り。
口に含むとグロローとしては濃厚な飲み心地で、花の香りやスパイスの風味が彩る非常に良く熟した果実の味わいが広がります。
カシス、ブルーベリー、ラズベリー、ジャムなどの良く熟した果実味。 酸は穏やか、豊かなタンニンも滑らか。 赤い花の香りが口の中に広がり、 スパイス、獣、微かにカカオ、コーヒーなどのニュアンス。 余韻もナチュラル。

2020の暑さを感じる非常に良く熟したグロローの豊かな味わい！ 口の中にも広がる花の香りが濃厚な味わいに可憐な表情を与えています。 抜栓直後は還元していますが、二日目は気になりません。

（2023.3.12 抜栓二日目）

＜インポーター資料より転載＞

ブルターニュのレンヌ出身38歳。家族はワイン造りをしていなかったが、元々生物が好きで、森に関連する仕事に就きたかった。しかしその分野の職がなかなかなく、ブドウ畑に出会った時、自分の求めていたもの全て（自然、肉体労働、人との出会い）がそこにあったので、高校出た後、ワインの学校に行き、その後、生物学の大学にも行き、ボルドーで修業したり、トゥールの醸造学校で勉強したりした。その頃、ロワールの良さに気づき、共同でロッシュ・セッシュというドメーヌを立ち上げた。

諸事情により2017年にロッシュ・セッシュは解散、彼はロッシュ・セッシュから5haの畑を引き継いだ。2018年が彼のファーストヴィンテージとなる。

ワイン造りは基本亜硫酸無添加で醸造、どうしても必要な時にだけ、瓶詰時に少量添加する。ピュアな果実味を求め、ナチュラルながらもネガティヴな要素を出したくない彼のワインはクリーンでチャーミング。今後の変化が楽しみな生産者です。

＜ジュリアン デルリュー サン マルタン 2020 赤＞
グロロー100％ 1955 年植樹 全房でマセ 6 日、ステンレス発酵、熟成 SO2 無添加