ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

不透明な黒みがかった紫。
カシス、イチジク、ドライプルーン、スパイス、漢方、ミント、シダー、カカオ、土、タバコ、ミネラルなどの複雑さを感じる豊かな香り。
口に含むと豊かなタンニンを持った、エキゾチックなスパイスの風味やミネラル、土などの要素が彩る良く熟した果実の艶やかな味わい。
カシス、イチジク、ドライプルーン、ブルーベリーなどの良く熟した果実味。 綺麗な酸味はバランス良く、厚みのある豊かなタンニンは滑らか。 凝縮感のある豊かな味わいの中にクールなミネラルを感じ、 スパイス、漢方のニュアンスがエキゾチックな艶やかさをつくります。 カカオ、土、タバコ、海藻、ほのかにミントなどの風味。 余韻も長い。

素晴らしく豊かな味わいの中にミネラルを感じる複雑かつ洗練されたフルボディ！ エキゾチックなスパイスのニュアンスが妖艶な表情も与えています！ 抜栓直後から美味しいのも嬉しい！

※追記：抜栓直後から抜群に美味しいですが、半日経つとマメります。。。(;^_^A

（2023.11.11 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

現当主ジャンフランコ マンカは、代々受け継がれてきた畑でのブドウ栽培を1986年から彼自身で手がけ始め、1994年からは公式にワイナリーとしての活動を始める。標高450ｍから700ｍまで、土壌も火山岩質から粘土-片岩質と様々な特性の、5つの区画に合計3ヘクタールの畑を持ち、サルデーニャの土着品種を栽培する（カンノナウ、ムリステッル、カニュラーリ、カリニャーノ、モニカ、モレットゥ、ジロ、モスカート、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、セミダーノ、ヌラーグス）。樹齢も品種、区画によっては100年を超えるものも。年生産量7500-9000リットル。大地、人、その他の生命に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の施肥を行わず、畑に自生する草を鋤き込むことで緑肥として利用しているほか、ボルドー液さえも使用せず、細かい粉末状の土と硫黄を混ぜたものを農薬代わりに6月に1度（年、畑によっては一度も撒かない）する以外には一切何も畑には散布しない。ワイナリーでも、醸造からボトリングまでの全ての工程で一切の薬剤を使用しない。

ワイン生産以外に、パン屋も生業としており、地元の無農薬の粉を使い、代々受け継いできた自然発酵種（小麦粉が勝手に醗酵したもの、とでも言えば良いのでしょうか）をもとにを、薪釜でパンを焼いている。ブドウ以外にもオリーヴ、野菜、フルーツ、穀物を栽培し、それらは彼が経営するアグリトゥリズモで供される。

＜パーネヴィーノ タンカ スクリオーザ 2021 赤＞
タンカサリーナとカナーリ スクリオスという2区画で獲れたモニカ、ティンティッル、ボヴァーレの混醸。