ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

濃い赤みがかった紫色。
カシス、ブルーベリー、ダークチェリー、リコリス、ほのかにバニラ、スパイス、インク、ミネラルなどの濃密かつエレガントな香り。
口に含むと細かなタンニンとバランスの良い綺麗な酸味のつくる上質な飲み心地で、カシスやブルーベリーのよく熟した果実味にミネラルが溶け込んだエレガントなフルボディ。
カシス、ブルーベリー、ダークチェリー、リコリスなどの果実味。 綺麗な酸味はバランス良く、豊かなタンニンはシルキー。 クールなミネラルが効果的に全体を引き締め、 バニラ、スパイス、インクなどのニュアンス。 決して重々しくない、クールに凝縮した上質な味わい。 余韻も長くエレガント。

エレガントなフルボディに仕上がった2021のケランヌ サン スフル！ ジューシーな果実味とクールなミネラルのハーモニーが素晴らしく上質なボディをつくっています！ 2021のテロワールが表現されたさすがの仕上がりです！

（2023.12.12 抜栓二日目）

＜インポーター資料より転載＞

1974年に父マルセルがドメーヌ創設。当時は周囲のほとんどの農家が協同組合やネゴシアンにブドウを販売していた時代に、ケランヌ地区のドメーヌの先駆となった一軒である。1990年代初頭には既に、南ローヌ最高峰の造り手の一人との評価を確立したが、さらなる品質向上を探求し、1995年前後からヴァン・ナチュールを意識。1997年、エノロゴのヤン・ロエルと出合い、以後長らくその助言を受け入れた。2001年には除草剤を完全に停止し、近年は亜硫酸添加も原則、瓶詰め時のみ15mg/Lにとどめ、一部のキュヴェは亜硫酸無添加。畑には1940年代、50年代植樹の貴重な古木も多数現存し、深いエキスと柔らかなテクスチャー、完璧な調和と骨格のある複雑でノーブルな味わいを生む。またマルセルは今なお研究心と、向学心が旺盛で、息子のトマや、娘のクレールとともに、フランス国外の試飲会にも顔を出している。まだまだ活力に満ちたドメーヌ・マルセル・リショーの世代交代は緩やかだが、娘のクレールを中心とするコンセプトのキュヴェは、ファミーユ・リショーのブランド名でリリースされる。

＜マルセル リショー ケランヌ ルージュ サン スーフル アジュテ 2021 赤＞
樹齢：1940年代～1980年代
土壌：砂利、地中は中新世の土壌

10日間～2週間マセレーション、グルナッシュ、ムールヴェードルは24hlフードルで、シラー、カリニャンはセメントタンクにて熟成。
2016年にケランヌが村名からクリュへと格上げになった。複雑さを出し調和を保つため、異なる品種とテロワールをアッサンブラージュ。瓶詰時の亜硫酸添加と無添加（サン･スーフル･アジュテ）の両方のヴァージョンのリリースしている。