ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

微かに濁った紫。
カシス、ダークチェリー、プラム、イチゴ、スパイス、リコリス、ほのかにバニラ、カカオなどのエレガントな香り。
口に含むと綺麗な酸味と滑らかなタンニンの上品なアタック、豊かな旨味と繊細な果実味が溶け合う複雑な味わいが広がります。
カシス、ダークチェリー、プラム、イチゴなどの果実味。 味わいに輪郭を与える豊かな酸味。滑らかなタンニンは控えめ。 旨味がじんわりと広がり、 スパイス、漢方のニュアンスがエキゾチック。 余韻にも旨味が残ります。

上品かつ繊細な果実味に豊かな旨味が溶け込んだ赤！ リリースから時間が経ち、複雑な要素も感じられ、、 エキゾチックなスパイスや漢方の風味がアクセント！

（2024.6.21 抜栓二日目）

＜生産者資料より転載＞

自然派ワインの世界において名古屋の草分け的存在の一人、與語篤史さんが長野県の大鹿村の畑から造るワイン！

＜スールライユ YOYO Rouge ヨヨ ルージュ 2021 赤＞
キュヴェ名は、千曲市の生産者依田研一さんの葡萄と自分の葡萄を混醸したのが由来で、依田さんのYOと与語のYOでYOYOということになります。仕込みの段階ですでにこの名称になっていました。品種はカベルネ・フランを主体として様々なヴィティス・ヴィニフェラ品種と、僅かにヤマ・ソーヴィニヨンが混ざる構成です。ヴィンテージ的には相変わらずの降雨量だったものの、程よく葡萄が熟したヴィンテージでした。とりあえずあるものを全部混ぜ込んだ「Oletatchi no passe-tous les grains 俺たちのパス トゥー"レ" グラン」です。

醸造につきましては、収穫した葡萄を丁寧に手除梗してタンクでひたすら放置の1ヶ月以上マセラシオンカルボニック。その後古樽で10ヶ月熟成してからSO2無添加でボトリングし、12ヶ月の瓶熟してからのリリースとなります。味わいは、少し長くとったMC由来の酢酸エチルがありますが、瓶詰め後、少し時間をおいたのでエキスも落ち着いてきているようですし、自分がこれまで飲んできたナチュラルワインに共通する要素が見つかり、我ながら親しみを感じてしまいます。ボトルを立てて充分に澱を沈めてから、低い温度でお楽しみいただければと思います。