ワインの説明

＜インポーター資料より転載＞

■ カトリーヌ リス （フランス/アルザス） ■
オーナーのカトリーヌは、2003年ボーヌの醸造学校に通い、その後2005年にディジョン大学でDO（フランス国家認定醸造技師）の資格を取得。卒業後、サンテミリオン、ジゴンダス、南アフリカ、ニュージーランドなどワイナリーを転々と。2009年から、シャプティエのアルザス責任者として3年間働き、2012年自らのドメーヌをスタートする。

＜ カトリーヌ リス アルザス ピノノワール リーブル コム レール 2022 赤 4,950円（税込）＞
ピノ・ノワール100% 有機栽培
リスのフラッグシップであるアンプラントよりもライトなピノノワールがコンセプトのリーブル・コム・レール。 2022 年は、ブドウがかつてないほど早熟で雨が少なく太陽に恵まれた年だったが、醸造は簡単ではなかった。カ トリーヌ曰く、ピノノワールは常に SＯ2 無添加を目標にしているが、この年はアルコール発酵中にマロラクティ ック発酵が同時に起こってしまったため、ボラティルの上昇を抑えるためにマロラクティック発酵が終わった後に SO2 を 20 ㎎/L 添加したとのこと。マセラシオン中にピジャージュをしっかりかけてボラティル上昇を防ぐ選択肢 もあったが、カトリーヌは最終的にワインの味わいの方を優先し、抽出を抑えながら最後にごく少量の SO 2 を入 れてボラティルを抑えた。出来上がったワインは、お見事というくらいエレガントに洗練されたチャーミングな味 わいに仕上がっている！通常、醸造に何も問題がなければ SO2 無添加にこだわるカトリーヌだが、醸造が困難な 時に止むを得ず最小限の「消しゴム」を使い、そしてこの官能的なワインを仕上げた彼女にあっぱれを送りたい！

畑は Eichhoffen村の所有で0.5haあり、村が畑 を管理する若い生産者を公募し、それに見 事に当選したリスが2019年から委託管理 することとなった！ワイン名は「風のように 自由になる」という意味があり、ラベルのデ ザインには、公募当選に多大なる貢献を果 たしたワイン生産者フィリップ・モレの趣味 であるハングライダーが感謝の意を込めて 描かれている！

色合いは透明感のあるルビー色。ザクロ、 フランボワーズ、グロゼイユ、ヨードの香り。 ワインは豊潤かつチャーミングで明るく滑ら かな果実味があり、繊細なタンニンの収斂 味がきれいに溶け込む！

■ ガングランジェ（フランス/アルザス） ■
オーナーであるジャン・フランソワは、1999年に父の畑を継いでワイナリー を起ち上げる。 1996年から畑を完全にビオ農法に変え、同時にビ オディナミを実践に取り入れる。

＜ガングランジェ アルザス オーセロワ 2020 白 4,070円（税込）＞
ピノ・オーセロワ100% ビオディナミ 酸化防止剤無添加
本邦初リリースのワイン♪区画名はメルウェグという AC リースリング レーシュンベルクの隣りにある 30ａ ほどの畑。かつてはクレマン・ダルザス、そして今はほぼ AC ピノブランにアッサンブラージュされているピノ オーセロワだが、この年は豊作に恵まれたので、ピノブランにアッサンブラージュせず品種単体のスティルワイ ンに仕上げた。出来上がったワインは、アルコール度数 12%と酒質はスレンダーだが、ピュアなエキスの中に 酸とミネラルがしっかりと溶け込んでいて、口に含む時間が長ければ長いほど旨味の広がりが何層にも増してい く！口の中でほのかに香るキャラメルのような香ばしい風味も心地よく、これぞまさにアルザスワインの辛口と 言えるような、酸、ミネラル、凝縮した旨味の全てを兼ね備えたワインだ！

色合いは透明感のある青みがかったレ モン色。レモン、ヴェルヴェンヌ、アーモ ンド、エシャロットの香り。ワインはピュ アかつ滑らかでみずみずしく、透明感 のあるエキスにダシのような旨味が詰 まっていて、線の細いシャープな酸がア フターをじわっと引き締める！