ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

濁った紫色。
カシス、ブルーベリー、プルーン、リコリス、スミレ、スパイス、インク、鉄などのフルーティな香り。
口に含むと柔らかな口当たりで、バランスの良い活き活きとジューシーな果実の味わいが広がります。
カシス、ブルーベリー、プルーンなどのジューシーな果実味。 フレッシュな酸味はバランス良く、タンニンは滑らか。 インク、鉄、スパイスなどのニュアンス。 雑味なく、活き活きとした味わい。

バランスの取れた飲み易いネロ ダーヴォラ！ ジューシーな果実味が魅力です！ コスパ抜群！

（2024.7.27 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

ナポリ生まれのエノローゴであるファブリツィオ・トマス、農芸化学を学びパーチナの経営者であるス テーファノ・ボルサ、長らく有機ワイン販売会社のコンサルタントを務めるステファン・ギーセンの３名 は、1990 年にキアンティで共通するワイン業界の仕事を通じて知りあいました。各々が、別々の地域で仕 事をしていましたが、環境への負担の少ない有機農法で、地域の農業従事者と一緒に、品質の良いものを 生産したい、という点において 3 人は意気投合しました。トマス＆ギーセンという共同プロジェクトを立 ちあげ、「地元の生産者を巻きこんで、テロワールを尊重しながら、栽培から瓶詰まですべての段階をフォ ローする」というやり方で、1995 年よりトスカーナ、カンパーニア、シチリアでワイン造りを始めました。 シチリアの協同組合であるヴァルディベッラは、ムニールをつくっていましたが、少しずつ規模が大き くなり、トマス＆ギーセンのもとを離れ、自分たちで販売まで管理するようになりました。これにともな い、生産者名も、Tomas & Giesen という表記から、Valdibella にかわっています。ナチュラルをモット ーに作られるこれらのワインは、「ウヴェ・ダ・アグリコルトゥーラ・ビオロジカ」の認証を取得していま す。また、ブドウ以外にも、オリーブ、アーモンドに加えて、小麦とパスタも生産しています。 彼らの HP にはビオ栽培や醸造に関するページだけでなく、「倫理」と書かれたページが存在し、2004 年にシチリアで広がった、アッディオピッツォと呼ばれるマフィアの存在に反対するムーヴメントへの賛 同の意が掲げられています。

＜ヴァルディベッラ シチリア アナヤ 2022 赤＞
亜硫酸無添加のネーロ・ダーヴォラ。 Fargioneと呼ばれるコントラーダに ある南向きの単一畑。

エチケットには、「La natura si fonda sulla collaborazione（＝自然 とは協力の下に成り立つものだ）」と 記載され、畑の上で手を取り合う様子 がエチケットのデザインにも表現され ている。

除梗後、発酵中のモスト（前週に収穫 された同じ畑のブドウのもの）が加え られる 発酵は24℃で約10日間行われた後、 果皮を分離する マロラクティック発酵の後、ステンレ スタンクで6ヵ月間熟成