ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

美しい澄んだルビー色。
イチゴ、ラズベリー、クランベリー、カシス、赤い花、薔薇、リコリス、スパイス、ミネラルなどのピュアな香り。
口に含むと滑らかな口当たりのバランスの取れたミディアムボディ、瑞々しくピュアな赤い果実の美しく洗練された味わいが広がります。
イチゴ、ラズベリー、クランベリー、カシスなどの透明感のある瑞々しい果実味。 綺麗な酸味はバランス良く、滑らかなタンニンは中程度。 ナチュラルな旨みが優しく広がり、 ほのかにスパイス、リコリス、ヨーグルトなどの風味。 雑味無くピュア。 余韻はすっきり。

モン ド マリーらしい瑞々しくピュアな表情の中に、 小粒ながら完成度の高い洗練を感じる美しい味わい！ 素直に美味しい軽やかな赤！

（2024.7.17 抜栓１日目）

＜インポーター資料より転載＞

2004年にニーム北部のスーヴィニャルグ村でこの地区の伝統的固有品種、アラモン、サンソー、カリニャンと出会い、300年の歴史ある古いカーヴを借りて、 100年前の年間あたり1人80ℓ以上飲んでいた時代の、低アルコールでナチュラルなワインを造り始めたのが、モン・ド・マリーのティエリー・フォレスティエール！

ビオディナミで大切にぶどうを育て、自然派ワインのスター的存在、ラングロールのエリックとの出会いから、醸造も進化させる事になったティエリー。 ぶどうがそのままボトルに入っているような、飲みやすいのに、深みのある、奥行のある、何か心を揺さぶるような感動を与えるワインを作る事に専念しています。

その為にティエリーが行った改革は、ぶどう収穫のケースをぶどうが潰れないサイズに変え、ぶどうをタンクに入れる際のポンプの使用をやめる事。 ほぼ完ぺきなマセラシオン・カルボニックを行うことによって、抽出を押さえ、ぶどうの果実味、旨みだけ抽出する方法を体得したのです。

すでにぶどう畑での作業はやり尽くしてきたティエリー。 たったこれだけの事のように思えるかもしれませんが、エリックから学んだ方法を取り入れただけで劇的にワインの質が変わったモン・ド・マリー。 飲みやすく、エレガントでエネルギーを持ったワインに進化しました。

＜モン ド マリー サルヴァゲール 2022 赤＞
樹齢：50年　土壌：　アルコール度数：13.5％　SO2： 無添加
収穫した各品種をコンクリートタンクにて房ごと8日間の発酵。さらに同じくコンクリートタンクにて9カ月間の熟成を行い、酸化防止剤無添加にて瓶詰。

キュヴェの名前の「サルヴァゲール」とは「我が畑よ、こんにちは」という意味で、ティエリーが毎朝この畑を訪れる度に思う言葉そのままキュヴェ名にしました。

わずかに濁りのある鮮やかなレッド。 妖艶な赤い花のアロマが広がります。食べ頃の苺をそのままコンポートにしたような赤い果実味。細かなスパイスも感じられます。 ザクロのようなとても瑞々しく、爽やかで雑味のない味わい。 程よい酸と緻密なタンニンのバランスが素晴らしい丸みのあるピュアな液体です。