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  • フランク コーネリッセン ススカール ロッソ 2021 750ml

価格:4,400円(本体 4,000円)

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ワインの説明

<テイスティングコメント by me>

明るいエンジ色。
イチゴ、イチゴジャム、イチジク、黄桃、スパイス、ミネラル、ヨード、枯葉、タバコなどの大人っぽいエレガントな香り。
口に含むと滑らかな口当たりでやや熟成を感じる大人っぽい果実味、中心にたっぷりと豊かなエキスを含んだ複雑かつ艶やかな味わいが広がります。
イチゴ、イチゴジャム、イチジク、黄桃などの落ち着きを感じる果実味。 綺麗な酸味はバランス良く、滑らかなタンニンはやや控えめ。 豊かなエキスがたっぷりと広がり、 スパイス、ミネラル、ヨード、タバコなどの風味が複雑な味わいをつくります。 雑味無く、余韻も長い。

たっぷりと豊かなエキスと艶やかな果実の味わいは、 まさにプチ ムンジェベル ロッソと言える2021のススカール ロッソ! しっとりと艶やかなこの味わいは秋の夜にぴったりです!

(2024.10.6 抜栓一日目)

<インポーター資料より転載>

シチリア島東岸、紀元前にギリシャ人によって造られた街タオルミーナから直線距離で22km、エトナ山(標高3326m)の北部に位置するパッソピッシャーロにあるワイナリー。フランク コーネリッセンは、以前はベルギーやオランダへのワイン輸入の仕事や、豊かな語学力を駆使しインポーターにワイナリーを紹介するエージェントの仕事をしていましたが、2001年ヴィンテージより自らが理想とするブドウ栽培とワイン造りを始めました。

当初1ヘクタールから始まったブドウ栽培は、徐々に面積を増やし、現在は総面積で24ヘクタール超になりました。伝統的なアルベレッロ仕立ての古樹の畑が13ヘクタール、幅の異なる近代的な畝へと仕立てられた古樹の畑が9ヘクタール、約2ヘクタールがオリーヴの樹で、それ以外の一部の場所に果樹、ハーブが植えられ、森もそのまま残されています。敷地内では、本来の自然の生態系が持つ複雑性を取り戻すため、野生のハーブや花々、雑草を共生させながら、地品種の果樹を植え、ミツバチを飼い、単一種栽培を避ける努力をしています。また、新たに植樹するブドウ樹は、台木を使わず、自根のブドウの中から選抜した枝を苗木にしています。ブドウ畑とその周辺の土壌にいかなる処理も施さないことを目指していますが、その年の畑の状況に応じて耕作や硫酸銅の散布を行う場合があります。

エトナのコントラーダを余すところなく表現するために、新しいヴィンテージの始まりに厳しい剪定を行い、徹底的に収量を制限し(最も重要なブドウは1株あたりブドウ300~600g)、ブドウの摘果作業(房の先端をカットして、まばらな熟し具合を均一にし、ダメージを受けた粒や、熟し切れなかった粒を1つ1つ取り除く)を妥協なく行っています。完熟を迎えたブドウは、状態の良いものを選別、除梗され、小さな樹脂製タンクでマセレーションとアルコール醗酵を行い、乳酸醗酵が終ったら圧搾しグラスファイバー製のタンクで熟成。醗酵や熟成に使われる容器は、容器の素材が、ワインに影響を与えないことを第一に選択されています。2018年から極少量の二酸化硫黄を添加。年間約12~15万本を生産。

<フランク コーネリッセン ススカール ロッソ 2021 赤>
酷暑&乾燥の影響で収量が少なくなってしまったため、当初は分けて醸造していたススカール ロザートとススカール ロッソをブレンドし単一のワインとし、名前的にもRosso(赤)とRosato(ロザート=ロゼ)を混ぜてRossatoという名前でリリースされたのが、去年届いたススカール ロッサート2021。では今回届いたススカール ロッソ2021 って?と、誰しもが考えると思うのですが、決してまがい物ではございません(笑)。当初はムンジェベル ロッソに使われるはずのワインだったのですが、他の区画のブドウで仕込んだ別のタンクのムンジェベル ロッソと比べると、前述の酷暑&乾燥の影響を受けたブドウだったのか、タンニンや色素といったフェノール類がフランクの理想とするポイントにまで到達せず、色調的にもややトーンが低く、味わい的にも奥行きに欠ける…。最終的にそのタンクのワインは他のムンジェベルロッソとは混ぜないとフランクは決めたわけですが、誰にどのような形で売るのかに関してはあまり考えていなかったのだと思います。

そんな時、オータのリクエストを聞くことなく2020年のススカール ロッソをほぼ全量売ってしまっていたことが発覚(「2019を大量に送ったばかりだから、2020はヒサト要らないかなぁ」と考えたそう。そもそも、2019が日本に他の市場よりも1年遅れて届いたのも、フランクの出荷が遅かったからなのですが…)、怒り心頭(笑)のオータをなだめるべく、格下げしてススカール ロッソ2021としてボトリングし、生産量の99%を日本に回してくれましたぁ!

豊かな果実味に特徴のあるススカールと比べると、ワインとしてよりアダルトな雰囲気のあるワインで、まさにプチ ムンジェベル ロッソといった印象。なんにせよ、この価格だったら文句のつけようのないワインだと思います!是非ともムンジェベル ロッソ2021と飲み比べてみてください!!

 

ワイン名: フランク コーネリッセン ススカール ロッソ 2021
造り手: フランク コーネリッセン
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
味わい: 赤ミディアムボディ
産地: イタリア/シチリア
品種: ネレッロマスカレーゼ
特徴: 有機栽培
輸入元: ヴィナイオータ