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原点に帰りブドウから全てを引き出しテロワールを表現しようとするオレンジワインの草分けかつ伝説的な存在、ラディコン!息子サシャのアイデアで生まれたオレンジワイン入門的存在のスラトニック!シャルドネ&フリウラーノ!
ワインの説明
<インポーター資料より転載>
1807年にフリウリ ヴェネツィア ジューリア州のオスラーヴィアに居を構えたラディコン家。第一次世界大戦後まもなくの1920年に現当主サシャの祖父がワイナリーとしての活動を開始、その後1980年に父のスタニスラオ(スタンコ)がワイナリー引継ぎます。 スタンコが引き継いでからはそれまで量り売りしていたワインの自家ボトリングを開始。世界に通用するワインを目指し、国際品種であるシャルドネやソーヴィニヨンを栽培し当時の白ワイン界で最上と考えられてきた醸造方法を実践、結果としてフリウリを代表するワイナリーとして高い評価を得ます。
当時、世間一般的には白ワインよりも赤ワインの方が高価に取引される傾向にありました。コッリオは伝統的に白ワインの生産地だったこともあり、そうした風潮に「赤の方が白よりも複雑な味わいを持ち価値が高いものであると世間から認識されているからでは?」という疑問を抱き、白ワインでも赤ワインと同じように複雑な味わいをできる限り自然に醸造できないかと考えます。そんな時、先代が行っていた皮や種ごと醗酵させる(マセレーション)仕込みに着目します。
その当時、収穫は家族だけで行われていたため1日に収穫できるブドウの量には限界がありました。日ごとに収穫されたブドウを除梗せずに皮や梗ごと木樽に放り込むと、自重で潰れたブドウからジュースが出て醗酵が始まります。ある程度の量がまとまり果帽が上ってきたところで人力の圧搾機で絞り、皮や梗と果汁を分けるとモストはそのまま醗酵を続けていく、というシンプルな醸造でした。
「昔は赤も白も同じように造られており、そもそも赤ワインと白ワインの醸造方法を分けることが不自然だ」という一つの答えに至ったスタンコ。1995年からは土着品種であるリボッラ ジャッラこそ自分たちの土地に合ったものであり、自分たちが目指しているワインを造れるのではないかと考え、実験的にマセレーションを取り入れた醸造を行います。また同年から畑での除草剤や化学肥料などの使用をやめ、化学薬剤の介在がない農法へと移行しました。実験的に仕込んだワインを飲み強い確信を得ると、1997年からは白ワインの全生産量に対してマセレーションを行い、現在では2~3か月間漬け込むというところに落ち着きました。
長期間のマセレーションにより、ブドウから最大限の抽出を行うようになってからは、タンニンを丸くするため、生産量の8~9割を占める白ワインは樽できっちり3年寝かせ、ボトリング後も瓶で3年寝かせているため、収穫年から約6年後にリリースされます(赤にいたっては収穫年から約10年後にリリース)。その時間的、空間的コストのリスクを軽減するため、2009年からワイナリー経営に本格的に参画したサシャの提案で生まれたのがS(サシャ)ライン。生産量の一部だけでもできるだけ早い段階で現金化し、リスクを軽減すると同時に、結果的に生産量が減ることになる上級キュヴェに、より強いスポットライトを当てるためのセカンドラインとしてSラインの仕込みが始まりました。
2016年9月10日スタンコ ラディコン永眠(62歳)。サシャが当主となり、母スザーナと共にスタンコの意志とワイナリーを引き継ぎました。
<ラディコン スラトニック 2022 オレンジ>
スラトニックは彼らがスロヴェニアに持っていたブドウ畑の名前で、以前ワインの名前に使われていたものを復活させた。父スタンコが歩んできた道をサシャ自身がなぞっていくことで、スタンコがどのように考え決断をしてきたのかを知れるのではないかというサシャの思いが込められている。
マセレーションの長い、ブルーラインのオスラーヴィエに対して、果実感もあって皮や種由来の複雑味があるワインをイメージして造られた。本当はサシャがワイナリーに参画した2006年から造る予定だったが、スタンコを説得するのに時間がかかり、ファーストヴィンテージは2009年に。
ワイン名: | ラディコン スラトニック 2022 |
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造り手: | ラディコン |
ヴィンテージ: | 2022年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 白辛口 オレンジワイン |
産地: | イタリア/フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア |
品種: | シャルドネ、フリウラーノ |
特徴: | 有機栽培 酸化防止剤無添加 |
輸入元: | ヴィナイオータ |