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『ワインを日常に』を目指し都市型ワイナリーを展開するフジマル醸造所!「ぶどうと活きる」さんの育てたデラウェアを用いた新酒!デラウェアの甘やかさがぐっと抑えられた、キリっとキレの良い酸味が美味しい極辛口です!
ワインの説明
<テイスティングコメント by me>
微かに濁ったレモンイエロー。微かにガスが見えます。
レモン、夏ミカン、ほのかにブドウ、ハーブ、酵母などのすっきりとした香り。デラウェアの甘い香りは極控えめです。
口に含むと微かにガスを感じ、キレの良い豊かな酸味、爽やかな果実味、優しい酵母の風味が溶け合ったすっきりとフレッシュな味わいが広がります。
レモン、夏ミカン、ほのかにブドウの果実味。
キレの良い豊かな酸味が全体をまとめ、軽いガス感もさらにフレッシュな印象をつくります。
ナチュラルな酵母や微かにハーブの風味。
余韻はすっきり。
キレの良い活き活きとした酸味が極辛口の爽やかな味わいをつくっています!
デラウェア特有の甘いブドウの香りと風味はほとんど感じません。
冬の魚介に合わせたいすっきり白!
(2022.11.11 抜栓一日目)
<生産者資料より転載>
当初は大阪の創業100年を超える老舗ワイナリーであるカタシモワイナリーさんで委託醸造という形でワインを造っていたのですが、管理する畑が急増したことにより、間借りでは追い付かなくなり、2013年、自分たちでワイナリーを設立することを決めました。ただ、創業から間もない小さな会社なので予算が少なく候補地選びにかなり苦戦をしました。しかし、そのお陰で、ワイン造りや自分たちの本当に表現したいことを見つめ直す良いきっかけとなり、最終的に私たちが選んだ場所はセオリー通りの『畑の近く』ではなく『街のど真ん中』でした。
私たちのゴールは、ワインを造ることでも、大阪のブドウ産地を残すことでもありません。それはあくまでも手段、課程であり、私たちのゴールは『ワインを日常に』です。どこか舶来のモノのイメージがあるワインに親しみを持ってもらうためには、もっとワインのことを知ってもらわなければいけません。ワインは難しそう、という先入観をくつがえさなければ先に進まないと思うのです。また、産地と造り手と消費者が一体になれるような場所を創ることによって、ワインがただの工業製品ではなく、農作物であることを身をもって伝えるために、私たちは大阪のど真ん中にワイナリーとその接点となるレストランを作りました。
そして、さらに増え続ける耕作放棄地や近郊の農家さんからのブドウ買取依頼のため、自社ワイナリーのキャパシティを超えることが予測され、既存の契約農家さんのブドウを買い続けるため、東日本のブドウを受け入れるネゴシアン型ワイナリーを東京都江東区の清澄白河に設立。もちろん日本の原料のみでワインを造り続けています。
私たちのワインは決して派手なタイプではありません。あくまでも食中酒として日本の食卓に寄り添うような味わいを目指しています。繊細な和食を味わうように少し耳を傾けながら味わっていただけるとブドウ畑からの声が聞こえるかもしれません。
<清澄白河フジマル醸造所 デラウェア ヌーヴォー ブドウ ト イキル 2022 白>
◆ぶどうについて
2020年の仕込みからデラウェアを分けて頂いている、ネオ兼業農家ユニット「ぶどうと活きる」さんのデラウェア。
山形市本沢地区の若者たちが、故郷のぶどう畑の風景を残したいと、跡継ぎのいない畑を受け継いだり、高齢農家さんの畑を手伝うことでワイン用ぶどうを栽培。平日はそれぞれのお仕事をしつつ、仕事の前後や休日に心を込めて畑を手入れされています。
2022年は梅雨明けも早く猛暑が続く年でした。夜温も高く、房が小さかったりと収穫量が大きく減った年だったそうです。
自然相手の作業なので天候や異常気象には敵いませんが、その中でもできることをしっかりと、とおっしゃっていました。
山形では収穫期に大雨の被害もありましたが、割れや腐れのない申し分のない良い状態で今年も届けてくださいました。
◆ワインについて
毎年シーズンの最初にデラウェアがやってくると、華やかで甘い香りが漂い、今年もぶどうがやってきた!というワクワクと、どんな風に仕上がるのかというハラハラとした思いが押し寄せます。結局毎回何をせずともしっかりと動き出すワインを見て、安心と同時に自然の力に感心するものです。ぶどうの力はとてつもなくて、私たちができることは日々観察をして、ワインがのびのびと発酵できる環境を作るということ以外にはあまりありません。
この新酒はその年によってそれぞれの味わいにできあがってくれたら良いな、という位置づけで作りましたので、他の定番ラインナップと違ってブレンドや目指す味わいも出来上がり次第で決めることにしました。デラウェアのような個性的なぶどうは、大きく捉えれば同じ特徴のワインになるとも思いますが、同じ「ぶどうと活きる」のぶどうでも、年が違えば発酵の具合も全く違い、今年は昨年のものよりも分かりやすくドライな味わいの白に出来上がりました。酸のバランスが良く新酒としてこのまま瓶詰しようかとも考えていましたが、じんわりと感じる果実感や、山形のデラウェアらしい嗅覚的にも楽しいトロピカル感をお届けしたかったので、今年はセミマセラシオンカルボニックで仕込んだオレンジを少量ブレンドしました。
出来上がってそのままの私がワイナリーで感じた、素直に美味しい!という味わいをストレートに届けたいと思っています。合わせたいお料理とそして一緒に飲みたい人と、難しいこと考えずに楽しんでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
原料:山形県山形市「ぶどうと活きる」の有核デラウェア100%
醸造:ダイレクトプレスののちゆっくりと17日間発酵、澱引き後1か月の白主体。同時に別タンクで仕込んだセミマセラシオンカルボニック、全房発酵浸漬期間16日のオレンジを少量ブレンドしてボトリング。酸化防止剤の添加はなし。
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。
ワイン名: | 清澄白河フジマル醸造所 デラウェア ヌーヴォー ブドウ ト イキル 2022 |
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造り手: | 清澄白河フジマル醸造所 |
ヴィンテージ: | 2022年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 白辛口 |
産地: | 日本/東京 |
品種: | デラウェア(山形産) |
特徴: | 有機栽培 酸化防止剤無添加 |